2018/11/06 00:15
私たち「toiro」にとって、10月は一番大切にしているイベントがあります。週末限定で開催した『展示会&即売会』です。
いわゆる一般的な「展示会」は、バイヤーの方々から一着でも多くのオーダーを受けるための「新作の発表イベント」です。首都圏を中心に、なるべくたくさんの全国のバイヤーに来てもらいオーダー数を取りまとめて、生産数を決めるケースがほとんどです。極めて「クローズドな空間」での評価で半年後の生産数が決まっているとも言えます。
私たちtoiroは、こういった受注会形式の展示会は開催していません。ある意味、勝手に生産する数量を決めて、いきなり販売会をします。そして、一部、来シーズンの試作品やサンプルを展示しつつ、新作を販売するイベントがtoiroの展示会&即売会です。会場は、1stシーズンから変わらず、地元・新潟にある「S.H.S. Toyano」さん。倉庫3棟を改装した大規模な家具店です。
立地からしてユニーク。繁華街ではなく、郊外の商圏を20年をかけて自力で創出した複合型の商業施設です。住宅街と隣接しながらも、大きな公園と県立図書館と自然科学館、そして野球場に隣接するエリア。かつては、誰もが「すごいところに移転したな。大丈夫?」と思ったような場所だったのに、20年経ってみたら「ここしかない」「SHSらしい立地」という声になり。今では、新潟県外からわざわざ来る方も少なくない、そんな唯一無二の空間。
施設内には、レストランも、パン屋も、花屋も、洋服屋も、子供服屋も、古着屋も、古道具屋も、建築事務所も、アートギャラリーもあるんです。本当に素敵な時間が過ごせます。
その一角に特設ブースを設営して、毎年、秋に開催しています。ここでは、通りがかりの人のリアルな反応を確認しながら、各アイテムの改良改善に役立てつつ、サポート会員の方との待ち合わせ場所でもあります。さすがに7シーズン目。毎シーズン買い足していって「正直、今年は買うつもりはないけど、ひと言だけ言わせて」みたいな方も来られますし、この公式WEBやSNSで、すでにチェックして目星を付けて「実際のタッチを確認して、着た時のシルエットを見てから決めたい」という賢いヘビーユーザーさんも。
そうやって、10月の週末を過ごす中で、多くの宿題をもらいました。例えば「旧作の復刻」「新作ニットアウターへの期待」「ニットキャップなどの小物」という声も多く頂きました。その全てに「面白そう!」「やってみたい!」と思いながらも、小さいブランドなので、無理のない程度にバランスを見ながら、やれる順にやっていこうって思える機会。毎年、この時期が一番楽しいです。
最後に、在庫状況のご報告
11月に入って、続々と「サイズ欠品」「カラー欠品」が始まりました。ご迷惑をおかけしています。ただしかし、toiroは余剰在庫を抱えないために大量生産をしていません。シーズン終盤に差し掛かる頃に「ちょうど完売する」くらいの、少し足りないという数量だけを作っています。工場直販であり、完売を前提にした価格設定なので、国産の高品質ニットがこの価格帯で販売できています。今年も、予想を上回るペースで売れ続けているので、全体に残り僅かとなりました。気になっているという方はお早めに。
2018.11.05現在
モヘア・カーディガン
・レンガ(×)S/M/L_すべて完売御礼
・イエロー(△)S_完売|M/L_残り1着ずつ
・ネイビー(△)S/M/L_残り1〜2着
・グレー(△)S_残り1着|M_残り4着|L_完売御礼
リバース・プルオーバー
・テラコッタ(△)S_完売|M_5着|L_残り1着
・グレー(△)S_2着|M_4着|L_残り1着
・Cブルー(△)S_2着|M_4着|L_残り3着
ストール
・イエローMix(○)残り10枚程度
・ネイビーMix(○)残り10枚程度
・グレーMix(△)残り5枚
結構、サイズ切れが起こってますけど、シーズンはまだ終わらない。次は、長野県で開催したPOP UP STOREでの様子をご紹介します。長文、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。デザイン担当・小林でした。